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イギリス推理作家協会受賞作。
それだけでなく、日本のミステリー部門でも
1位を獲得してるとの広告記事。

イギリスのってありますが
フランスの作家さんなんですね。
舞台もパリ。
本国では既にミステリー部門で読者大賞を獲得しています。

本屋さんでも平積みされてたし
久々に海外推理小説でも読もう!
てな感じで思わず予約してしまったのが去年の11月。
ようやく手元に到着。

「ドラゴン・タトゥーの女」以来の翻訳物の新刊です。



おまえが死ぬのを見たい――
男はそう言って女を監禁した。
檻に幽閉され、
衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。

しかし、ここまでは序章にすぎない。
孤独な女アレックスの壮絶な秘密が明かされるや、
物語は大逆転を繰り返し、
最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。



ここまでは表紙カバーに出てるのでいいかな。


以下、ネタバレありですからご注意ください!






3部構成となっています。

第1部では男に誘拐され、監禁されたアレックスと
手がかりを追う警察の様子とが
数ページごとにかわるがわる展開。
読者を飽きさせずに
トントンと話が進んでいきます。
ここではとりあえず、完全な被害者であるアレックス。


第2部
奇跡の脱出を果たしたアレックス。
ここからはびっくり仰天、イメージが大変身。
殺人鬼アレックスが描かれます。
まぁ次から次へと常軌を逸したような方法で。
なんと、可哀想!と思っていたアレックスは
実はとんでもない殺人鬼だったんですね。

が、そうなるにはそれなりの理由があるはず。
それが明かされる前に
肝心のアレックスは謎を残したまま自殺。
ひ~~~、何なのこれは。

そして第3部
アレックスの残した、というよりゴミ置き場へ捨てた、
幼いころの日記などがから
殺人に至る動機が浮かび上がります。
とはいえ、アレックスは死んでしまっているので
刑事たちの推測という形になるのですが。


というわけで、確かに二転、三転。
先が気になりついつい一気見してしまったわけですが、
慟哭と驚愕ってのはチョット違うかな。
しかもよーく考えると
なんか釈然としない部分が見えてきて。。。

1.あれだけ用意周到に、かつ、いとも簡単に殺し、
確実に復讐を果たしてるのに
一番の首謀者である義兄だけは
まどろっこしいやり方を選んでる謎。
もし、日記が見つからなかったら
(事実、危ういところでゴミ収集車に持っていかれるところだった)
最後まで兄ちゃんはのうのうと暮らせたかもしれない。
なぜ不確実な方法を選んだのか。

2.誘拐犯は全裸でアレックスを檻の中に閉じ込め
写真も撮ってるのに、アノことは気が付かなかったのかな。
そして、アレックス自信も、レイプされるのではと恐れるのは変。
だって、アレックスは強姦されるはずがないのだから。
わざわざミスリードを誘う手口か。

3.母ちゃんへの復讐は全くなしか?


4.刑事さんたちのキャラが立ちすぎて
そっちのほうが面白い。
なんだか別物の2本立てを読んでる気さえしてきました。
特にラストの、あ~、えー話やで終わらせてるところなんて
アレックスと全く関係ない余韻に浸っちゃったじゃない。


結構グロいし、残酷だし
その痛みを想像するだけで身の毛もよだつわ。
1部のネズミの件も少々しつこく思える。
なのであんまりオススメです!
とは言いにくいのですが
アタシは面白く読みました。

でも、「ドラゴン・タトゥーの女」のほうが好きだったけど。





by noro2happy | 2015-03-23 20:44 | book

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ご存知、「風と共に去りぬ」の続編です。
アレクサンドラ・リプリー著。

ちょいと図書館からの予約本がとだえたので
マイ書棚から再読。
全部で4巻あるけど。
何度か読んでるので途中からでもオッケー。
このたびはラストの4巻を読みました。


強い、優しい、ブレない。
おまけにイケメン、お金持ち。
ワタシにとってレット・バトラーは
永遠に究極の理想の男性。

レット好きすぎて、「風と共に~」では
スカーレットのことを35回ぐらい殴りました。
「オマエは何故分からないんだ・・・」
イライラ~ッ。

とは言いながらも
最後でレットに置き去りされたスカーレットは、
可哀想すぎました。
やっぱり二人は幸せになってほしい。

ということで、スカーレットのその後を描いた本書。
もちろん、M・ミッチェルが書いたものではないので
出版当時から賛否両論。
いや、駄作という声のほうが多かったって記憶。

でも、初めて読んだ時からワタシは好きでした。
完成度がどうたらって言われたって
こういう結末になったことを喜ぶわ。
久々に読んでもそう思った。






by noro2happy | 2015-02-24 20:45 | book

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★★★★☆
「ミレニアム3=眠れる女と狂卓の騎士」(上・下)  ・・・・・#1235

ミレニアム三部作、ついに全部読み終えましたわよ。
上下巻全てあわせると6冊にもなる長丁場でしたが
海外サスペンスとしては久々にハマったなぁー。

「2」では銃弾に倒れたリスベットが病院に運ばれたところで終わりました。
「3」はまさにその続きから。
すぐ近くには宿敵ともいうべきザラの病室があるし
うわぁどないなりますの~~?
ってこれまたハラハラドキドキしながら読みました。

もちろん「眠れる女」はベッドに横たわるリスベット。
さすがに「2」のようなアクションはありませんが
スケールとしては一番大きいのでは。
何しろ国家権力を相手に戦うわけですから。

巧妙に罠を仕掛けようとする秘密国家組織にたいして
用意周到に反撃するミカエルたち。
病院で隔離されているリスベットはどんなふうにミカエルと連絡を取り合うのか。
イヤイヤ、考えましたねぇ。
新たに味方に付いたリスベットの主治医もいい。

そして終盤の法廷サスペンスもスカッとする。
ラストのシーンもよかったし。
とにかくありとあらゆる面白さがてんこ盛りで、これで終わってしまうのがただただ惜しい。
リスベットの妹のこととか、ミカエルと新たな恋人(あなた、モテすぎ)のこととか
伏線があるにもかかわらず続きが読めない(T_T)

「2」と「3」に関してはまたハリウッド版で楽しめるかな。
ワタシにとってのミカエルはダニエル・クレイグしかいないので
007なんぞどうでもいいから、はよ見せとくれ~~。

ところで今職場ではちょっとしたミレニアムブーム。
ワタシがしつこくオモロイ、オモロイって言うので
若干2名ほどですが読み始めまして。
みごとにハマっております。
クククッ、素直なヨイ子たちだぁ(*^_^*)
by noro2happy | 2012-11-07 21:45 | book

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図書館から来たのは何故か四六判と文庫サイズ。
外出には不向きだけど、やっぱり四六判は目に優しいはねぇ。

★★★★☆
「ミレニアム2=火と戯れる女」(上・下)  ・・・・・#1234

「ドラゴンタトゥーの女」(感想はこちら)の続編。
ひぇ~~~ってくらい、おもしろかった。
前作も引き込まれたけど、先に映画を観ちゃったからね。
今回はまったくナゾのままなのでハラハラドキドキの連続。
なかなか本を閉じることが出来ず、結構なボリュームだったけど一気に読んじゃった。
さすが、世界的ベストセラーって言うべきでしょうか。

「ドラゴン~」はどちらかというとミカエルに比重が置かれてましたが
本書の主役はなんたってリスベット。
超ド級のアタマのよさで、天才的なハッカー。
小柄で華奢なのに常にバイオレンスを漂わせる。
彼女の特異なキャラクターが今回も光ってます。

ここでリスベットは3人を殺害した犯人として指名手配されてしまいます。
そのうちの2人はミカエルの友人とも言える人で、遺体を発見したのもミカエル。
世間のリスベット像は、精神に異常があり
中学生並の知能しか持たず、暴力的。
社会生活も正常に営むことが出来ない、どうしようもない人物とされています。

彼女の無実を信じるミカエル、セキュリティー会社の社長も独自の捜査を開始します。
そして、かなり無能として扱われている警察と、
三つ巴の捜査が行われるけど彼女トの行方はつかめない。
結局、常にそれらの捜査の数歩先を行っているリスベット。
ゆえにとんでもないことになるんだけど。

前作では出てこなかったリスベットの数少ない友人の一人が登場したり
また逆に、前作では死んでいたはずの人間が実は・・・もあり
とにかくジェットコースター展開に目が離せません。
しかも、物語の格となるのはリスベットの過去。
ついに明かされるのです。

悪い意味でなく、ラストの唐突な終わり方。
これで「3」を読ませてもらえなければ拷問だわ。
というわけで、もうすでに読み始めているんだけどね。
まだ少し睡眠不足が続きそうよ。
by noro2happy | 2012-10-25 21:43 | book

c0096685_20354325.jpg★★★★
「ミレニアム1=ドラゴン・タトゥーの女」(上・下)
  ・・・・・#1232


久しぶりに洋物のサスペンスを読んだわ。
内容はすでに映画で観ていたから知っていたけれど
(感想はこちら)
本で読むとさらに深い意味がわかり面白かった。
逆に原作のあとだったら映画ももっと分かりやすかったかも。

とにかく登場人物が多く、しかも馴染みのないスウェーデン人の名なので
そのあたりがとっつきにくいけれど主要人物の5、6人をクリアしておけば
あとは、??ッてなったときに最初の人物紹介に戻れば大丈夫。

だんだんそんなことも気にならなくなるほどのめりこみます。
最後のシーンは映画にもあったけれどちょっと切ない。
絶対他人を受け入れなかったリスベットの、生まれて初めての感覚を応援したくなるので。
それに比べると、ミカエルはそのあたりではだらしがない?
まぁ、こんな欠点?でもないと面白みもないけどね。
この先のミカエルとリスベットの関係が気になるところ。
どうやら次作はリスベットの過去に

というわけで続編の「ミレニアム2」の上下巻もさっそく予約。
この作品は三部作となっていますが、作者のスティーグ・ラーソン氏は
50歳の若さで心筋梗塞で亡くなったんですね。
この時彼は4作目を執筆中でしたが、第一作目の出版前のことでした。
なので彼は、自分の作品が全世界中で読まれるようになることも知らずに
この世を去ってしまった・・・悲劇だわ。
by noro2happy | 2012-10-07 20:47 | book