HOPE 明日を信じて

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これを書いている今ですら、気を抜くと
今日が金曜日だと錯覚している。
気を抜くって・・・
いや、いつの間にか頭のほうが
「明日はお休みよ~」
モードになっちゃうのよ。

どうやらワタシだけではないようで
帰り際、同僚に、
「じゃぁ、さっきの件はまた週明けにでも」
なんて言われて
「えっ?明日じゃないの?」
「あっ・・・明日・・・
そうだ、まだ休みじゃないんだ」
と、より重症患者がいて安心した。

会社的に言うと今日は年度の最後。
定年退職や異動で職場を去る人がご挨拶に見えました。
「お世話になりました」
とか
「お元気で」
なんて言葉を交わしているうちに
なんだか今週はもうおしまいって気に
なっちまったかぁ・・・?
てな分析をしてみました。

時々、野菜などをいただいたなんてことを
ここで書いた事のあるミスター・ファーマーも、今日が最後。
本来なら送別会を催すところでしたが、
地震以来の自粛ムードでお流れ。

どんちゃん騒ぎをするわけでなし、
これまでのご苦労をねぎらうお別れ会なのであるから
ちょっと気の毒な気もしたけれど。

そういえば、上野公園の花見も
「宴会は控えて」の張り紙が出されているそうです。
石原さんが自粛を求めちゃったからねぇ。

ワタシ自身は元々夜桜宴会のどこが楽しいの?派でしたけど
何でもかんでも自粛ってのもどんなもん?
つまるところ本人の良識ってとこでしょう。

テレビCMでも「日本はひとつのチームだ」って言ってるけど
確かにそんな連帯感が生まれてきてるって感じます。
ワタシ自身も以前より他人の痛みに敏感になった気がする。
みんなの心に少しずつでもそんな思いがあれば
別に花見宴会をやったってかまわないと思うの。

きっとそれぞれが良識ある行動を取れるはずだから。
下ばかり向いていたら経済はますます低迷するし
被災者だってそんなことを望んではいないでしょう。

いよいよ明日からは4月。
心機一転。
少しずつでもいい方向に向かって行きますように!
そんな希望の新年度を迎えることにいたましょう。

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by noro2happy | 2011-03-31 22:28 | 日々のこと

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★★★★
重力ピエロ   ・・・・・#1116

「読んでから観るか 観てから読むか」
一昔前のフレーズにありました。
先日、深夜のBSでやってた映画「重力ピエロ」。
さほど期待もせずだったんだけど
観ていたらすっかり引き込まれてしまって。
あー、そうだったのか
「重力ピエロ」ってこういうお話だったのかって納得したとたん
原作が読みたくなって即図書館で借りてきました。
散々読み継がれたんでしょうね
かなり年季の入った文庫でしたけど・・・(^^;)

先に映像があったので、読みながら役者さんの顔を浮かべてしまうのは仕方ない。
でも、このキャスティングはなかなかはまっている気がしました。
特に主人公の二人。
今ひとつ風采が上がらないけど優しい兄役の加瀬亮。
そして、メチャメチャイケメンだけどどこか精神的に不安定な弟、春は岡田将生。
ピッタンコでした。

あらすじを。
遺伝子情報の会社に勤める兄の泉水。
弟の春は壁の落書き・グラフティアートを消す仕事をしています。
二人の母親は同じですが、春は母がレイプにされたことによって産まれた子。
両親はそのことを隠さず、兄弟にも事実を告げて
「最強の家族」として、過去を乗り越えてきました。

そんな記憶を抱えて兄弟が大人になったとき事件が始まります。
頻繁に起きている放火事件。
どうやら春が消しているグラフティアートと遺伝子のルールに奇妙な関連が。
果たして放火犯人は誰なのか。
そして春の実の父親が彼らのすぐ近くに現れたことと事件は、リンクしているのか・・・

本来ならもっとサスペンスとしても楽しめたのでしょうが
映画というネタバレがあったのでね。
でもそれ以外にも、切なくも痛快な家族ストーリーとして十分楽しめた。

リズミカルな文体が心地よく、ユーモアとウィットもセンスがいい。
引用や比喩も、いちいち納得でとっても楽しい。
二人の会話に入っていけたらどんなに愉快だろうって思います。
(それなりの教養がなくてはムリみたい・・・)

ところで解説によると、
伊坂さんて、文庫化に際して手を入れることで知られているんですって。
文庫では高校生の春が、真夜中にゴミ集積所のゴミ袋を激しく蹴っているシーンがあるのです。
これが元版になく、新たに追加された挿話だと知ってビックリ。
春の鬱屈した感情がものすごくわかるシーンだったから。

ちょっと書き方が変われば思いっきり深刻で暗くなるんだけど
スタイリッシュで前向きなセリフのせいもあって
サラッと受け入れられ、かつ温かく満たされました。

さほど数を読んでいるわけではないけれど
伊坂作品の中では一番好きかもよ。

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by noro2happy | 2011-03-28 21:54 | book

菜の花とスカイツリー

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昨日、ショッピングモールへ行く途中、
タクシーの中から菜の花の大群が見えました。
都立公園の一画ですが、
そこだけ一面の黄色。
去年ここにはずーっと
ポピーが広がっていた時期があった。
確か写真をアップしたと思ったんだけど
アレはいつごろのことだったか・・・
遡ってみたけど見つからないなー。
途中でやめちゃったけど。

そう、それで今日
改めてデジカメ持って自転車で行ってみました。
写真を撮っているうちに気がついた。
菜の花の向こうにはスカイツリー。

ツリーは凛と空にそびえ
菜の花は暖かく美しい。

いいもの見たなー。

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by noro2happy | 2011-03-27 20:57 | 日々のこと

スーパーで

我が家の前にある小規模スーパーでも
開店前から人が並ぶようになりました。

物不足は相変わらずで、以前より男性客の姿が増えた気がします。
よく見かけるのは携帯片手に
○○はある、いくらいくらで
って連絡を取り合ってるのね。
相手はおそらく奥様でしょう。
二手に分かれて効率的に買い物をしているのだろうか。
ヤレヤレなことです。

年配の奥様方も結構殺気立っていて。
今朝なんて、ワタシのアキレス腱がぐいぐい押されてる。
振り向いたらおばちゃんのカートが、思いっきり当たってんですけど。
「痛いです」って言ったら、
「すいません」はいいんだけど、うっすら笑いでハラたった。

そのおばちゃんは、一人1個って書かれている納豆を3つもカゴに入れた。
やっぱりねー、そういう人なんだなこの人はって思ったけれど
レジでまた一緒になって。
店員さんが「納豆はひとつまでです」って言って2つ没収。
ザマアミソ漬けでした。
けど、そのときもいかにも、知りませんでしたみたいな薄笑いでした。


午後からは久しぶりに地元のショッピングモールへ出かけました。
地震以来食品以外の買い物に出るのは初めて。
それでも一人ではなんだか心細かったので、夫ドッコイを誘った。

買い物って言ったって
目的はオフィスサンダルとメイク下地。
いたって地味です。

会社用サンダルは、いつ壊れてもおかしくなさそうだったので
騙し騙し履いていたけれど、ついに。
外で履く靴と違って、かかとが磨り減る前に
甲の部分がいつもダメになるのね、ワタシの場合。
だん広だからどうしても負荷がかかるのさ。
かかとに穴が開いても履けるけど
甲の部分はいけませんや。
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by noro2happy | 2011-03-26 22:15 | 日々のこと

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桜の木にすごい数のスズメがとまってた。
いつもこんな風にとまってたっけ?
一瞬不気味なことを考えたけど
まぁこうして羽を休めているわけだから
安心していいのか。
逆にあわてて飛び立つほうが怖いかも。
動物の勘は侮れないからね。

***

話は変わりまして、お昼休み。
社食で席を探してキョロキョロしていたら
向こうからどこかで見た顔の人がやってきました。
あちらもワタシに気付き・・・
以後の会話。

☆「あら~、こんにちは」
★「どーも、こんにちは」
☆「・・・ゴメン、どこでお会いましたっけ」
★「・・・うーん・・・あっ、サウナ」
☆「あ、スポーツクラブの」
★「そうそう!」
☆「洋服着ていると分からないですね」
★「ホント。いつも裸だから」

実は、職場では地震対策本部が立ち上がり、
先日から百人ぐらいの派遣さんが動員されています。
彼女もそこにやってきたんですって。

全く意外な場所で
これまた全く違う格好で会うと思い出すのに一苦労。
因みに★がワタシ。
ふふ、今回は早くスッキリできてよかった。
まだまだ脳みそ老化してなかったわ。

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by noro2happy | 2011-03-25 23:37 | 日々のこと

元気の伝播

改めて見てみましたら、11日の震災から今日まで
地震がらみのお話しか、読書感想文しか書いてませんねぇ。

何かをやろうという気力がなくて
なんだかいつも気持ちが沈んでいる感じで。
唯一本を読んでいる時はナンも考えずに没頭できた。
(と言いつつ、↓の「風紋」はメゲ気分を上昇させたんだけどね025.gif

今日もまた、夜中の携帯の緊急地震速報がで起こされるし。
朝から震度3の揺れが2回もあったし。
挙句の果てには金町浄水場で放射線ヨウ素が検出されたとかで。
間違いなく今度は水の買占めが始まるんだろうなぁ。
乳児のいる家は仕方ないとしても、
大人ばっかりの世帯なら一呼吸置こうよ、って思う。
風評ではなく、確かな情報が欲しい。

そんなこんなで、またまた明るい話題が見つからない。
でもね、やっぱり自分が元気にならないと
人を思いやるのも難しくなる。
いつまでもため息をついているのは、ワタシらしくない。
なーんて我が身を奮い立たせませう。


そんなさなか、テレビの電源を入れたとたんに映ったのが
マイ・フェイバリット・ソングのベスト10に入る
「抱きしめてTONIGHT」を唄うトシちゃんの姿。

靴からシャツからスーツまで
全身真っ赤ッ赤の唐辛子のようでしたが
よかったー。
パワー全開で踊って唄っているのを見ていたら
こちらの気持ちまでが明るくなった。
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by noro2happy | 2011-03-23 22:19 | 日々のこと

乃南アサ「風紋」上・下

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★★★★
風紋(上・下)   ・・・・・#1115

文庫で上下巻約1000ページ。
ズッシリ読み応えあります。
それだけでなく、内容もズッシリ重い。
暗くてやりきれない部分もありましたが
でもなんか、結局ハイペースで読まされちゃたって感じ。

犯罪被害者に限定して言えば、
事件の加害者となった人間以外は全て、
被害者になってしまうのではないかと、
私はそんなふうに考えている。
そして、その爆風とも言える影響が、
どのように人の人生を狂わすものかを考えたかった。
--乃南アサ--
(風紋・上巻裏表紙より)

作者自身が語るように、この言葉が全てでしょう。
被害者の家族視点、あるいは加害者の家族視点。
それぞれの立場から描かれた小説は結構読んだ気がするけど
本書は事件に関わったさまざまな人たちの視点で描いた
まさに心情描写小説と言ったところ。

母親が殺された。
犯人は子供が通う学校の先生。
しかも母親とその先生とは男女の関係だったらしい。
事実がマスコミによって明らかにされるにつれ
被害者と加害者の家族は否応なく爆風にさらされてしまう。

犯人探しでもなく、ましてや犯罪への動機や心理でもなく。
たまたま関係者になってしまった人々の心の動きと言い切ってしまうには
すさまじく生々しい。
特に、ほぼ主人公とも言える被害者の次女真裕子の思いは痛いほど胸に迫ります。

被害者の家族が少しずつ立ち直っていくのに対して
加害者の妻のその後の転落が対照的。
逆じゃなくてよかった。
そして最後が余韻を含んだ気になる終わり方・・・
と思っていたらなんと、
事件から7年後のを描いた続編「晩鐘」の広告が最終ページに。

さっそく予約をしてしまいました。



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by noro2happy | 2011-03-22 21:26 | book

みんなができることを

今日は地震後初めてプールへ行きました。

毎週行ってた区のアクアビクスの教室、
今期はまだ2回残ってましたが
夜の電気は極力使わないようにということで中止。

その2回分の受講料を返金してくれるそうで
受け取りに行ったついでに泳いできました。
まだ遠くへ遊びに行く気にはなれないけれど
久しぶりに体を動かしてかなり気分が晴れてきた感じ。

返金は1300円。
地震による返金だし、そっくり区の募金に回すことにした。
職場の義援金にも少しばかり協力をさせていただきました。
わずかだけれど身近なところでムリせずできることを。
そのほうが長続きすると思うから。

東京消防庁ハイパーレスキュー隊の命がけの放水。
彼らはすごいです。
記者会見見ていて涙が出そうになりました。

ワタシはワタシができるところで協力しよう。
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by noro2happy | 2011-03-21 22:15 | 日々のこと

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長い一週間だったなー。

あれ以来、毎日1回は震度3くらいの揺れがある。
そのうち、本当の揺れなのか
自分ひとりが揺れているのか
よくわからなくなって。

常にどこか張り詰めた気分でいるせいか
本当に疲れた。
でもそんな愚痴は言っていられない。

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毎年一番に咲く永代橋のたもとの桜が満開。
きれいだぁー。
必ず春はやってくる。


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by noro2happy | 2011-03-19 21:17 | 日々のこと

大規模停電の恐れアリと
早めの帰宅を命じられました。

お陰と言うか、ちょうど近所のドラッグストアで
トイレットペーパーを放出中に飛び込めた。
一家族一包みに限ります、と店員さんが叫んでいます。
長蛇の列のラストに並んで、これで一安心。

本日も、早めに布団にもぐりこんで本読もっと。
その前に、おすすめbookのご紹介。

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田村はまだか   ・・・・・#1114

'09年、吉川英治文学新人賞受賞作品です。

まず、タイトルだけでなんだか気になる。
「田村はまだか」
誰かの声が聞こえてきそう。
で、表紙のイラスト。
ピンクのセーターのオッサン。
こいつが田村か?
はたまた田村を待っているやつか?

違う。
田村とは一番遠いところにいる
全くの赤の他人。
彼はススキノのスナック「チャオ」のマスター。

深夜の「チャオ」に集うのは
かつてのクラスメート男女5人。
小学校のクラス会から流れての三次会。
大雪で列車が遅れて、クラス会に間に合わなかった
同級生「田村」を待っている。

田村を待つ間、それぞれの脳裏に浮かぶのは
過去に触れ合った印象深い人たちのこと。
全6話の連作短編。

おもしろかったです。
普通の40歳のさほど珍しくもないお話なのに。
会話も生き生きとして場面が浮かぶ感じ。
ワタシとしては第3話の
「グッナイ・ベイビー」が好きだった。
高校の保健の千夏先生と
生徒キッドのちょっと甘酸っぱいお話。

それにつけても田村はまだか。
来いよ、田村。
果たして田村は現れるのか・・・
それは読んでのお楽しみ。
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by noro2happy | 2011-03-17 20:43 | book