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「少女には向かない職業」

c0096685_2318523.jpg「私の男」で直木賞を受賞した桜庭一樹さんの「少女には向かない職業」を読みました。
図書館で「私の男」と「赤朽葉家の伝説」を予約したのですが、当分順番が回ってくる気配なし。
こっちなら、それほど待たなくて借りられたので、とりあえずつなぎとして読んでみました。
ワタシにとっては初桜庭です。

「少女には向かない職業」タイトルからしてちょっと興味をそそられますよね。
『中学二年生の一年間で、あたし、大西茜13歳は、人をふたり殺した。』
書き出しもすごいショッキング。
仲良しではあるけど、付かず離れずの付き合いの友人。
いつも疲れていて、ある意味親を放棄している部分もある母親。
飲んだくれで暴力を振るう義父。
その中で葵は、誰に対しても本心をさらけ出せずにいます。
そんな時に突然近づいてきたのがクラスメートの静香。
偶然プラス小さな殺意から、義父を殺してしまう葵。
その場に居合わせた静香は、今度は自分の殺人に協力して欲しいと・・・

まぁ、こんな感じですが、ミステリー小説として読むと、動機も方法も貧弱でパッとしない。
でも、多感な少女の心の動きは手にとるように分かります。
深刻な内容にもかかわらず、文体は軽くノリがいいので、スラスラ読めます。
全体としての感想は、良くも悪くもなくってところでしょうか。
ワタシとしては「私の男」に期待しよう。
by noro2happy | 2008-03-05 23:26 | book