「華麗なる一族」と「ハゲタカ」

1月からのドラマで唯一見ていた「華麗なる一族」、昨日が最終回でした。
もともとの山崎豊子ファンで、「白い巨塔」や「大地の子」など骨太の作品が大好きでした。
「華麗なる一族」もかなり昔に読んだのですが、だいぶ忘れてしまっていて、テレビではどんなふうに展開していくのかが楽しみでした。
原作にはない法廷シーンがあったりして、まさかのハッピーエンド?
って思わせることもありましたが、結局結末は原作どおり。
やりきれない思いに、久々に泣かせていただきました。

初回から最後までとにかくドラマを引っ張って行ったのは万俵大介を演じた北大路欣也とその愛人役の鈴木京香ではないでしょうか。
小が大を喰う銀行の吸収合併、元々小説は大介の目線で書かれているわけだから、北大路欣也もそのあたりは心得ているのでしょう。
キムタクを圧倒する目力で(主役は俺だよといわんばかりに)ぐいぐい引っ張っていきました。
また、別れを切り出した大介に対し、
「わたくしがあなたを失ったんじゃない、あなたがわたくしを失ったのよ」という鈴木京香。
(きゃー、一度でいいから言っててみたいセリフ)
存在感ありました。
脇を固めるベテラン陣もよかった。
津川雅彦、西田俊之、武田鉄也・・・
誰もがひと癖もふた癖もありそうで。

キムタクの演技に賛否両論だったようでしたが、トレンディドラマでよく見た、独特のキムタク流がやはりリアリティを欠いた気がします。
ポケットに手を突っ込んで話す様子や、ビジネスバッグを持った手を肩に掛けたり、あの時代の専務と呼ばれる人としてはちょっと・・・
そう、ロンゲも。
でも、最終回はなかなかシリアスに演じていて、一番よかったのでは。
鉄平の妻役の長谷川京子は「私は万俵鉄平の妻です」の台詞しか思い出さないほど、ワンパターンの演技。
まぁ、そのあたりはともかくとして、ドラマ全体としては楽しめました。
あっ、それと挿入曲Eaglesの「Desperado(ならず者)」が効果的でした。
この唄は大好きで、平井堅もアルバムに収録していて、こちらもいい感じです。

それでも、突っ込みたいと言う人は「ほぼ日刊イトイ新聞」の「華麗なる一族-ほぼ日テレビガイド」が≧∇≦)ブハハハの爆笑ものです。
ドラマとは違う意味で毎回楽しみに見ていました。
残念ながら見ていない人にはおもしろさをご理解いただけないと思うのですが・・・

ところで、同じ企業買収の話ですが、NHKの土曜ドラマ「ハゲタカ」(全6回)が「華麗なる一族」を上回るおもしろさでした。
外資のファンドが「日本を買い叩け!」とばかりに乗り込んできて、日本の銀行と対決する話。
外資ファンド「ホライゾン」側(後にホライゾンから解雇)には大森南朋(おおもりなお)、銀行側(後に銀行を退職)には柴田恭平の二人の対立。
重厚さの中にテンポがあり、時には私にはよく理解できない言葉が飛び交いますが、それでも十分おもしろい。
こちらも残念ながら来週の土曜日が最終回。
土日と楽しみにしていたドラマがなくなって残念。

大森南朋って名前だけではピンと来ない人もいるかと思いますが、東京海上日動あんしん生命のCMや NHK 「クライマーズ・ハイ」、「それでもボクはやってない」の刑事役にも出ていました。
なかなかいいのですよ、この人が。
冷酷な役がたまらない。
来週は大ドンデン返しがありそうだし、楽しみだなぁ。
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by noro2happy | 2007-03-19 23:24 | テレビ