📖「追尾」相場英雄(#1617)

c0096685_20161318.jpg




岩手県雫石高原を目指していた大手進学塾・首都圏ゼミナールの
強化合宿バスがハイジャックされた。
人質は、小学5年生30名。
犯人は身代金10億円を要求する。
車内には停職中の警視庁捜査二課管理官、
田名部昭治も同乗していた。
大和新聞東北総局遊軍記者宮沢賢一郎は、
犯人グループが金融取引の専門知識を悪用して
身代金奪取を企てていることに気付く。
警視庁捜査一課特殊班捜査係(SIT)をも翻弄する
身代金受け渡しスキームを宮沢と田名部は阻止することができるのか。
バスは東北自動車道を北上、
タイムリミットが刻一刻と迫る!
(文庫版表紙裏より引用)




前回読んだ「共震」感想文★のダブル主人公
宮沢記者と田名部管理官のコンビです。
というか、もともと
「みちのく麺食い記者シリーズ」というのがあって
その5作目なんですね。
「共震」では田名部が宮沢のことを
「疫病神」と言っていましたが
なるほど、出だしで納得でした。www

高速を突っ走るバスジャック
なんか、映画でも観てるような感じ。
スピード感があってどんどん進みました。
でも、この作品の面白いところは、
犯人にとってバスジャックはあくまでも警察を欺く疑似餌。
本当の身代金受け渡しは水面下で行われているもう一つの誘拐事件。

で、その方法なんですが・・・
悲しい。
自分が経済オンチだということをすっかり忘れてた。
面白いんだけど、絶対にこのトリックを説明できない(T_T)
とにかく、元証券マンの犯人と
元経済部敏腕記者との知能比べということかな。

登場人物のキャラがそれぞれにステキ。
田名部は「共震」のイメージではクールだったけど
娘を思う優しいお父さんを見せてくれました。
そして、宮沢さん、イケメンなんですね。
エピローグでの宮沢さんを取り合う二人の女性の戦い?
に、ニヤニヤしました。
実は妻と、その座をおびやかそうとする田名部の小5の娘なんだけど。

「みちのく麺食い記者シリーズ」、
困ったときの予約本にリストイン決定です。





[PR]
by noro2happy | 2016-03-24 20:34 | book