「座卓と草鞋と桜の枝と」会川いち(#1519)

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しつこくと言うか、飽きもせずブックネタです(^_^;)

いきなり「BOOK」データベースより引用。

真面目で融通がきかない検地方小役人、江藤仁三郎。
小役人の家の出で、容姿も平凡な小夜。
見合いで出会った二人の日常は、淡々としていて、
けれど確かな夫婦の絆がそこにある―
ただただ真面目で朴訥とした夫婦のやりとり。
飾らない言葉の端々に滲む互いへの想い。
涙が滲む感動時代小説。
第4回アルファポリス「ドリーム小説大賞」大賞受賞作品。



で、アルファポリス「ドリーム小説大賞」って、ナニ?
そもそもアルファポリスってのを全く知らなかったのですが
小説、漫画、書籍情報などが無料で楽しめるポータルサイトだそうです。

そのせいか?
単行本なのにとにかく薄い。
それだってフォントデカめ。
行間たっぷり。
改行多め。
挿絵数点。

スッカスカでやっとこさの200ページ弱。
図書館で手渡されて先ず思ったこと
やばっ、すぐ終わっちゃう。
見方変えればシニアに優しい(*^^)v
サクッと2時間ほどで読み終えました。
これで1400円って、買う人いるのかな?
(↑大きなお世話)

だからといって、決して貶してるわけではありません。
この小説、ワタシはとても好きです。

表題作のほかもう一遍「笛の音」というのが収録されてます。
こちらは「座卓と~」の江藤仁三郎の兄が主人公です。
ですが、二人が小説の中で交差することはありません。

2作品ともとりたてて山もありません。
ん?いや、普通なら山となるところも淡々と・・・
なんか水墨画のような小説です。
(意味わかりにくいか。。。)
しかし、それがとてもいい。
逆に長編なら退屈するのかもしれませんが
この程度の長さだからこそ余韻にひたれる。

人それぞれの過去、そこから生まれた信念が
チラチラと見え隠れしながら
全体の物語を浮かび上がらせてると感じました。
不器用なゆえに一本筋が通った生き方が清々しい。

一つ残念なのは章変わりの時など
主語がはっきりせず、一体誰のこと?
と、とまどうところとか
組み立てに若干の稚拙さが見受けられました。
(↑ほーんと、スイマセン、上から目線で)
ま、ほんの一瞬なんですけどね。

それにしても、このタイトル
潔いほど、まんまです。
これに「簪(かんざし)と」ってつけたらもうパーフェクトね。
あ、あと実写化するなら堺雅人さんしか浮かばない。

借りるか、無料ポータルサイトで読むにはオススメです!
(あのなー^^;)



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by noro2happy | 2015-04-13 21:07 | book