「インドクリスタル」篠田節子(#1517)

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久しぶりにガッツリと読み応えのある作品を読了。

フォント小さめの2段組550ページのボリュームに一瞬不安になりましたが、
挫折どころか、家に置いておく気持ちになれず、
片道たった10分の通勤車中でも読みました。
内容的にも超重量感があって面白かったし、
読み終えた達成感にも、満足、満足。



人工水晶の製造開発会社の社長・藤岡は、
惑星探査機用の人工水晶の核となるマザークリスタルを求め、
インドの寒村に赴く。
宿泊先で使用人兼売春婦として働いていた謎めいた少女ロサとの出会いを機に、
インドの闇の奥へと足を踏み入れてゆく。
商業倫理や契約概念のない部族相手のビジネスに悪戦苦闘しながら直面するのは、
貧富の格差、男尊女卑、中央と地方の隔たり、
資本と搾取の構造―まさに世界の縮図というべき過酷な現実だった。
そして採掘に関わる人々に次々と災いが起こり始める。
果たしてこれは現地民の言う通り、森の神の祟りなのか?
古き因習と最先端ビジネスの狭間でうごめく巨大国家を、
綿密な取材と圧倒的筆力で描きだした社会派エンタメ大作。
構想10年、怒涛の1250枚!
(「BOOK」データベースより)


日本の常識が通用しないのはあそこの国の専売特許かと思ったら
いやいや、インドも負けず劣らず、ってかそれ以上かも。
敵か味方なのかの区別もできない。
でもビジネス相手はそこしかないとしたら・・・

始めは過酷な企業モノかと思って読んでいましたが、
ロサの存在により、この物語がより奥深くなり、
エンターテイメント性も増してきます。
最後まで彼女のキャラクターは理解できなかったけど、
こういう人ってきっと実在するに違いないと思う。

それにしても取材力、説得力、筆力、すごいなーって圧倒されるわ。
鉱山ビジネスもインド情勢もはたまたNGOも、
な~んも分からず読んだけど
すさまじいほどの牽引力で、読まされたって感じでした。



今のアタシの楽しみって、読書だけなの。
メチャ、引きこもり沼にハマってる(T_T)(T_T)(T_T)
本が好きでよかった。。。





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by noro2happy | 2015-04-08 20:54 | book