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「一千兆円の身代金」八木圭一

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「一千兆円の身代金」
 
・・・・・#1426



日本政府に突きつけられた驚愕の要求―。
「元副総理の孫を誘拐した。
財政赤字と同額の一〇八五兆円を支払うか、
さもなくば、巨額財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し、
速やかに具体的再建案を示せ」。

前代未聞の要求にマスコミは騒然。
警視庁は捜査一課特殊犯係を直ちに派遣し、
国家の威信をかけた大捜査網を展開する。
やがて捜査陣は、あるブログの存在に行き着くが…。
感動と慟哭のラストが待ち受ける“憂国”誘拐サスペンス巨編!
2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。
(表紙カバー見返しより)



お初の作家さんです。
「このミス・・・」大賞受賞ということで
期待して読んだんだけど・・・ミステイクのミス?
(わっ、言っちゃった)


感動と慟哭のラストって
ちょっとばっかオーバーかと思いますが。

誘拐モノ社会派サスペンスとなれば
「オリンピックの身代金」を想定してましたけど
全然違ってた。

まず、犯人というかオチ(?)が早い段階で分かっちゃう。
そもそも本書は出版にあたって改題してますが
(あとがきの選評で知りました)
応募時の元タイトルなら誘拐されたって時点でオチが分かる。
ソレは想定内なのかな。。。?
ならば別に犯人探しが主題ではないのかもね。

特殊班(SIT)の活躍ぶり?
そっちもほとんど印象に残らない。
メンバーの一人がやたらイケメンであるということは
よーくわかったけど。

そして、これだけの前代未聞の誘拐事件のわりに緊迫感がない。
登場人物ごとに章というか、節が分かれてるんだけど
事件とは関係なさそうなムダな描写が多いという気がしました。
もしや大事な伏線かもと思ったけどそうではなかったし。

巨額の財政赤字は今も増え続けていて
これらの借金のツケは次の世代へと先送りされ、
ワタシたちの子孫に押し付けられている。
こんなにもお先真っ暗な日本に、
暗澹たる気分が残る。

結局、憂国の士ブロガーくんと某君の思いだけが強すぎて
そのわりに警察の捜査の描き方は大雑把で
政府関係者のジリジリ感を肌で感じることが出来なかった。
ということでイマイチでした。

珍しく、これは映像化されたほうが面白いのかも、なんてなことも。
いいじゃん、イケメンデカ、
小栗くんでも、生田斗真でも、佐藤健でも
みーんなあってると思います。

で、結局なんつうか、多分
今のアタシはミステリー系欲してないんだな。
って、そこかい!

図書館族としては辛いところね。
順番に届いたものを読む。

アンタねぇ、タダで借りてるのに選べる立場か!
へい、すんません。

早く来ないかなー、アレ。




by noro2happy | 2014-08-12 21:03 | book