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「代償」伊岡瞬

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「代償」   ・・・・・#1415

昨日アップした「美雪晴れ」とは全く逆、爽やかさ皆無の読後感。
97%の感情が(言葉悪いですけど)

ムカつく、ムカつく、ムカつく。
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い。

まことに精神衛生上よろしくないのに、ページを繰る手が止められない。
文章が放つ吸引力なのかしら。
矛盾してるけど、やっぱ面白いんだなぁ。


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圭輔は小6の時に火事で両親を失い、遠縁の家に引き取られます。
同級生の達也とその継母の道子の世話になることによって
圭輔のこれまでの生活は一変。
圭輔が手にすべき保険金や預貯金は、後見人となった道子が握り
友情も淡い初恋もすべて達也に壊されてしまいます。

そんな圭輔を地獄から救い出してくれたのは、唯一の親友寿人でした。
年月がたち圭輔は弁護士となっています。
ある事件の被告となった達也が、
弁護を依頼するために再び圭輔の前に現れるのです。
子供時代と同様、圭輔の心をもて遊び
完璧なアリバイのもとに無罪を勝ち取る達也。

やがて圭輔は寿人とともに過去の出来事も含め
圭輔と道子が関わった全ての事件の全容を明らかにしようとします。
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前半、この悪意に満ちた姿がまだ小学生なのかと思うと
本当に胸が悪くなります。
常に優位に立つ達也に対して、イライラするほど気弱な圭輔。

タイトルに一縷の希望を託して
とにかく最後にはコイツが正当な代償を払うはず!
そう思って読んだけど、期待してたほどはスッキリしませんでした。
多分、圭輔と寿人の希望的観測で物語が終わってしまったからだと思う。
実際そうなるであろうとしても、見届けたかった。
でなければいっそ、
あの病院でのたうち回った挙句、死んでしまえばよかったのに。

確かに不愉快極まりないお話しだけど、一気読みでした(・_・;)


さぁ~、次は万城目っちだぁ~♪




by noro2happy | 2014-05-17 20:02 | book