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「さよならドビュッシー」中山七里

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★★★☆
「さよならドビュッシー」   ・・・・・#1203

中山七里さん、初読です。
中山道と箱根八里(一里少ないけど)が即浮かんでしまった。
あまりに貧困なイメージでスンマセンが
なんとなく古めかしいお名前で。
ところが読んでみたら全く正反対。

文体軽いし、スススーッと読めちゃう。
暗重い読書の後にはオススメかもしれません。
2010年の「このミス」大賞受賞作だそうです。

始めは、ピアニストを目指す女の子の青春モノって感じで進んでいくんですが
両親が留守の間に火事に巻き込まれ、祖父と従姉妹は焼死。
自らも全身に大火傷を負いますが、祖父の莫大な遺産を相続することになり・・・

さて、ここからサスペンスモードに突入。
逆境にめげずピアニストを目指す彼女の近辺で、次々と不審な出来事が起こります。
少女の前に颯爽と登場するのが、新進気鋭のピアニスト岬公介。
彼女のピアノの先生となり、かつ周りの不可解な出来事の謎を解くんだけど
この展開がもう火曜サスペンス。
しかもこの岬って人が、ただのピアニストじゃなくて
父親は法曹界では知らない人がいないというほどの名検事。
岬自身も10年にひとりの逸材として法曹界入りを嘱望されていた人。
なんだか浅見光彦シリーズ、ルポライターの弟と警察庁の局長(?)の兄を連想しちゃうんだけど。
(ワタシは読んだことないけど、夫ドッコイがこのドラマの大ファンで^_^;)
とにかく、担当刑事も真っ青になるくらいの洞察力で
見事に謎解きをしちゃうんだなー。

サスペンスとしてはラストに大どんでん返しがあって
(ヒントは少女の名前をここで一度も書いてないってとこだよ)
これまた2時間ドラマ風な展開。

音楽やピアノについてのウンチクが大いに楽しめました。
クラシックには疎いワタシですら聴いてみたいと思わせるところはさすが。

by noro2happy | 2012-01-18 21:57 | book