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矢口敦子『赦し』

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★★★☆
赦し 矢口敦子:著

数ページ読んだところで、ん?
これって、前に読んだ『償い』の続編かぁと気がつきました。

妻子を失った元医者の日高は、前作では自暴自棄のホームレス暮らし。
ですが今回は、日雇いをしながら定住の場所も得ています。
相変わらず世間の片隅でひっそりと生きているのですが・・・
下宿先の大家である老婦人ハナさんが突然倒れてしまうことで、
彼の日常に波風が立ち始めます。
これまで知らなかったハナさんの親族が現れ、
日高は否応なく、彼女の命にまつわるさまざまな思惑の中に巻き込まれていくのです。

同時に日高は、偶然知り合った母子家庭の事件にも関わっていくことになります。
子供が殺され、その容疑者となった母。
そしてその妹の不審な様子。

並行して起きる二つの事件。
ですが、それぞれはつながりません
複雑な謎解きの面白さもさほどありません。
むしろ、親兄弟の人間ドラマに重きを置いていると思われますが
そのわりにはなーんだかイマイチ焦点が定まらない。
『償い』で登場した真人君を、わざわざ出す意味がよく分からないし。
なんだか全てが中途半端な感じ?
で、結局どうなのよ!って突っ込みたくなるんですが・・・

『償い』を読んでいないと面白くないと思うな。


しかし、4作読んで分かりました。
矢口さんとか、湊かなえさんもそうですが、
サクサクと読めるんだけど、
どうもワタシには合わないようです。
読後にモヤッと感が残るのが苦手なんだな、きっと。
ファンの方にはえらそうなこと言ってスミマセンm(_ _)m



by noro2happy | 2010-09-27 22:52 | book