人気ブログランキング |

「胡蝶の失くし物」と「流れ行く者」

Wファンタジーです。
いずれもアジアンテイストの冒険談。
が、しかし印象はまったく異なるのですよね。
でも、どっちも好き。
こんな柔軟性悪くないって、一人ニンマリしました。
c0096685_21392492.jpg
★★★★
まずは、『胡蝶の失くし物』(著:仁木英之)から。
お気に入り『僕僕先生』の第3弾です。
6編からなる短編集。
仙人僕僕先生と元ニートの王弁クンは相変わらず一緒に旅を続けています。
前作で旅のお供に加わった薄妃にまつわる衝撃のその後も描かれているのですが、なんといっても特筆すべきは、タイトルにある「胡蝶」からやってきた劉欣。
ワタシのイメージでは蜘蛛男。

胡蝶とは宮廷の暗殺集団。
劉欽はそこの殺し屋です。
劉欽が受けたミッションは、僕僕先生と王弁の暗殺。
にもかかわらず、僕僕先生はいつもながら飄々とかわし、やがて劉欽もいつしか旅の仲間に。
今回はとりあえず収まったけれど、これで終わるわけがないし。
第4弾がまたまた楽しみです。

c0096685_21394014.jpg
★★★★
『流れ行くもの』(著:上橋菜穂子)
こちらは『守り人』シリーズの外伝4編。
さまざまなエピソードとともに描かれる、子供時代のタンダとバルサの日常と交流。
後半で描かれるバルサと養父ジグロの流浪の物語は、これまでのシリーズで想像はしていたものの改めて、ああ、この時代を経てのバルサなんだなーって・・・

それにしても、いつも思うけれどこのシリーズって児童書のカテゴリーでしょ。
児童がいくつぐらいの年齢を想定しているのか分からないけど、こんな細やかな機微を理解できる子がいたら、それはそれですごいことですねぇ。
ワタシは大人になってこのシリーズに出会えてよかったわ。
by noro2happy | 2009-06-06 21:48 | book