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ついにこのシリーズも20巻まで来ましたよ。
とはいえ、まだ全巻の半分もいってないんですけどね。
長々と楽しめてホント嬉しいわ。

今回は新しい門出の巻ということで
晴れがましくて、これまでの中でもかなり好きです。
(もちろん全部好きなんですけど)

先ずは、磐音さんついに「宮戸川」の仕事をやめました。
本当はもう暫く続けるつもりだったんですが
話を聞いた鉄五郎親方が、佐々木玲圓先生や速水様との一件を承知の上で
鰻割きをさせたとあっちゃぁ、鉄五郎の沽券に関わるってね。
江戸っ子だねぇ、親方。

その足で、金兵衛長屋も引き上げることに。
これにて足掛け6年に渡る深川暮らしに幕引きってことで
深川女のnorimakiとしちゃぁ、ちっとばかり寂しいわけでもあります。

そしておこんさんも10年奉公した今津屋さんを退きました。
磐音さんはおこんを連れて豊後関前に行くことに。
佐々木家に養子に行く前に動揺する母・照埜に会うように父からの手紙。
関前藩の御用船での船旅が決まります。
旅立ちを数日後に控えて、さぁ、大忙しの磐音さん。

ところが、その前にまたしても磐音さんに刺客が襲いかかります。
そのとばっちりを受けて同心・木下さんまで蟄居の憂き目。
刺客を操るさるお方は、どうやら木下さんまで亡き者にしたかったような。

そんなこんなの出発でしたが大勢の人に見送られて
あたかも新婚旅行に旅立つかのようなふたり。。。
と簡単にはいかず、瀬戸内では海賊に狙われるし
最後の最後でまたもや忍び込んでいた刺客におこんさんを人質に取られ・・・
磐音さん大ピンチ。

って言ってる割には心配してないんだけどね。(^_^;)
すんでのところで水夫がおこんさん共々海に逃れ、
そのすきに磐音さんが刺客を倒す。

「磐音様」
ずぶ濡れのおこんが船縁から顔を覗かせた
「おこん、怪我はないか」
おこんが首を横に振った。
すると、海水の玉が弾けて飛び、朝の微光に煌めいた。

ちゃんちゃんって終わりでした。016.gif



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by noro2happy | 2016-09-23 22:05 | book | Comments(0)

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朝からひどい雨降りで
これじゃ、どこも出かける気になれない。
こんな時は読書に限る。

絶賛マイブーム中のまかてさんの三作品目。
「すかたん」ときて「ちゃんちゃら」って(*‘ω‘ *)
(発行はちゃんちゃらのほうが早いんですけど)
またしてもあのノリと人情モノかしらって、勝手に想像してたらチト違いました。
ミステリー要素も濃くて、これまた一気読みでした。


江戸・千駄木町の庭師一家「植辰」で修行中の元浮浪児「ちゃら」。
酒好きだが腕も気風もいい親方の辰蔵に仕込まれて、
山猫のようだったちゃらも、
一人前の職人に育ちつつあった。
しかし、一心に庭作に励んでいた一家に、
とんでもない厄介事が降りかかる。
青空の下、緑の風に吹かれるような、爽快時代小説!
(文庫本表紙裏より)

さて、その厄介ごととは。。。

京都からやってきた「嵯峨流」文人の白楊。
人の前世を読んでは、庭を仕立て替えさせる妖しい占いで、
豪商や身分の高い人を虜にしているばかりか、
ちゃらに近づき、自分の元へ来ないかと。
楯突けば、大事なものが次々と奪われてゆくだろうと告げるのです。

その言葉通り、ちゃらたちが丹精込めて作り上げた庭木が
葉を落とし、立ち枯れてしまうというクレームが続発。
どうやら、樹皮が吸い上げた水を枝葉に送る道を、
刀で故意に傷つける「木殺し」を行った者がいるよう。

執拗なまでに植辰を狙う白楊が超不気味。
このままではあいつが言うままになってしまう。
ちゃらはどうでるか!

しかし、そんな不穏な空気の中にも
辰蔵の娘お百合、薬問屋のお嬢さまのお留都、ちゃらとの
ほろ苦い三角関係。
水読みの才を持つ福助、石組の得意な玄林、
慈悲に溢れた月光寺の妙青尼。
各々のキャラクターが光ってます。

もう、最後の最後はどうしようかと思ったけど
「季節の中で風がいちばんうまいのは、夏の初めだ」
にはじまり、これで終わる。
よかった~、いいエンディングでした 016.gif

***

庭のこと全然わからないけど
水が向かう先や、石ひとつにも深い意味があるんだなぁって感動しました。
読後は庭園巡りしたくなります。
きっと見方が変わるな。




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by noro2happy | 2016-09-22 14:45 | book | Comments(0)

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今回は、磐音さんにとってもおこんさんにとっても
今後の新たなる道への序章とも言える巻でした。

佐々木玲圓道場の改築が順調に運ぶ中
ついに玲圓先生は磐音さんに道場を継がぬかと打診するんですねぇ。

「豊後関前藩六万石の国家老の嫡男として、坂崎家を次ぐ意志はあるか?」
「否」
「ならばこのまま市井の長屋ぐらしを続けるか。
おこんさんとの所帯を九尺二間で過ごす気か」
迷う磐音さんに対して、玲圓先生の鋭い舌鋒がかっこいい。

とにかく、おこんさんとよく相談するように言われて
その場を辞去した磐音さん。
今夜でも話してみようか。。。
そんなことをあれこれ考えつつ歩いていた矢先のこと。
なんと、いきなり襲ってきた刺客に一瞬の対応の遅れ。
不覚にも傷をおってしまうのです
どひぇぇぇ~~~😱😱😱
山場です!
なんとか今津屋にたどり着いた磐音はそこで気を失います。
お~ろろんろん007.gif007.gif007.gif

しかしその後は中川先生の適切な処置、
おこんさんの献身的な看病でどうにか回復。
今津屋には連日見舞いの人々が押し寄せ、
改めて磐音さんの交友関係、友情に目を見張るばかりです。

後半はもっぱら佐々木道場改築を祝うこけら落としがメインとなります。
江戸市中の名だたる剣客らを集めての大試合は東西に分かれて40名。
怪我のために出場を見合わせていた磐音さんですが
土壇場で状況が変わり、41人目の剣客として出場。
で、結果は?
はいはい、言うまでも無くですね。
もー、かっこいいんだから、磐音さん016.gif

そして、今津屋ではお内儀のお佐紀の妊娠がわかりめでたいことで。
一方、道場後継の件も、おこんの了解を得てこれまためでたし。
なのですが、最後の最後にいつぞやの刺客が再び磐音の前に。
が、一瞬早く磐音さんの胴切りが刺客の体を襲う。

「そなたをじゃまに思うお方が城中におられる」
この言葉を残し、刺客は大川の激流へと落下していきます。

うーん、まだまだ緊張感は拭えませんねぇ。
だから面白いんだけど。




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by noro2happy | 2016-09-20 20:33 | book | Comments(0)

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「眩(くらら)」ですっかりファンになってしまった朝井まかてさん。
感想文こちら(
ワタシには第2弾です。
面白かった~♪
「眩」よりエンタメ色が濃く、さくさく読めちゃいました。

タイトルいいですよね(^_^)v
「すかたん」
なんだか笑えるわ。
江戸弁で言うところの「すっとこどっこい」?
うーん、微妙にニュアンス違うかな。

目次の章タイトル見てるだけでも楽しいよ。
1「ちゃうちゃう」
2「まったり」
3「だんない」
4「ぼちぼち」
5「ええねん」
6「しんど」
7「ほな」
8「かんにん」
9「おもろい」
10「すかたん」

コテコテの大阪弁が並んでますが、
主人公の知里は、饅頭屋の娘にしてチャキチャキの江戸っ子。
ここが面白いところなんですよ。
江戸詰藩士のお武家に見初められ夫婦になり
夫の大阪赴任にともなって、お初の浪速の地を踏んだのです。

なんかこのあたり、誰かに似てる!
同じく饅頭屋の娘でチャキチャキの江戸っ子。
ダンナが大阪人で、一緒に浪速で暮らす。。。
って、アタシじゃん❣
キャン~(*˘︶˘*).。.:*♡し・ん・き・ん・か・ん。

といっても、同じなのはここまでなんですけどね。💦

なんと夫は急な病いで亡くなり、
子がないこともあり、知里は親類一同から婚家を出されてしまいました。
江戸へ帰りたくとも銭はなく、
とりあえずこの地で自活しながら江戸への路銀を蓄えよう。
そうは思うものの、子供相手の手習い師匠をまたしても首になったばかりの知里でした。
そんな折、ひょんなことから大阪でも有数の青物問屋
「河内屋」で住み込み奉公することになりました。

なれない仕事や言葉や習慣の違いに四苦八苦し、
厳しいお家さん(おかみさん)に叱責されながらも
浪速の食の豊かさに目覚めていきます。

早い話、やっちゃ場物語ですね。
やっちゃ場って大阪でも言うのかな?
東京では青物市場のことをやっちゃ場って言ったんだけど。

商家の習わしなどはつい最近読んだばかりの
あきない世傅テイストあり
はたまた磐音さんの今津屋さんテイストありと
美味しいところがてんこ盛りなのも嬉しすぎました。

でも知里は澪ちゃんや幸やおこんさんのように
やり手でもなんでもなく、
どっちかっちゃあオッチョコチョイで抜けたところも。
そんな彼女に絡んでくるのが河内屋の若旦那。
一見アホボンなんだけど、野菜に対する思いは人一倍。
はじめは反発する知里ですが
いつしか惹かれるようになるというお決まりのパターン。
ラストシーンが微笑ましくて、読後感がとっても良かったです。

大阪弁と江戸弁の掛け合いもテンポよくて楽しい。
そして、新鮮な野菜が食べたくなる。
おすすめですよ。
特に大阪人には(^_^)v

まかてさん、次は何読もうかな~♪






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by noro2happy | 2016-09-15 20:01 | book | Comments(2)

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物がさっぱり売れない亨保期に、
摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸(さち)。
父から「商いは詐(いつわり)なり」と教えられて育ったはずが、
亨保の大飢饉や家族との別離を経て、
齢九つで大阪天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。
慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、
番頭・治兵衛に才を認められ、
徐々に商いに心を惹かれてゆく。
果たして、商いは詐なのか。
あるいは、ひとが生涯をかけて歩むべき道か---
(文庫本表紙裏より抜粋)


いやいやいや、図書館予約にち~っとばかり遅れを取り
待つことすでに5ヶ月。
あと2ヶ月はムリだろなと思ってたところ
天の助けか別ルートからゲット。
ありがとうごじゃいますm(__)m

待ってました!高田さん↑↑↑
なにはともあれ第一声はもちろん、あー、面白かった。
期待は裏切られませんでした。



幸せに暮らしていた一家を襲った不運な出来事により
孤高奮闘する少女のパターンは、「澪つくし」シリーズ同様。
今度は料理ではなく商いの世界。
多分、幸は数字にも強く(うらやまひい)
商いの才をこれから発揮していくんでしょうね。

一作目なのでいろいろな出来事が一気に押し寄せ、
今後の展開のためにもさくっと説明しましょうって感じはあります。
でも、散漫にならずわかりやすく読めます。
始まったばかりでまだなんとも言えませんが
今のところ超イヤなやつが出てこないところもいいです。


澪ちゃんの時はお江戸が舞台だったけど
今度は大阪だから土地勘ないワタシとしては
その説明もいちいち楽しい。
天満と船場にはそんなに差があったんですね。
江戸とのしきたりの違いや言葉遊びも面白い。

「袖口の火事」=手が出せぬ
「うどん屋の窯」=湯ぅばっかり
などはわかるけど
「赤子の行水」=「たらいで泣いてる」は難儀でっせ。
足らいという言い方をしない江戸っ子にはわからないわ。
そんな例を教えられて、ワタシも幸と一緒に笑いました。
「言いにくいことかて笑いでくるんで相手へ渡す」
さっすが大阪やぁ!←って誰

同時に、江戸時代の流通などの知識が自然と身につくことも魅力の一つです。
磐音さんで見慣れている両替屋という商売についても触れられていますが
現代のマーケティングの縮図のようで興味深いわ。

2冊めが待ち遠しい。
幸は、あほぼん(←この言葉笑う)の後添えになってしまうのかな。。。
もちろん、2作目も予約済みだす。
でもこれまた遅れを取ってすでに80人待ち。
やっぱりもう少しこまめに本屋さんに出掛けてリサーチするようにしなくては。。。
(↑買えよってか?)

因みに、「世傳(せいでん)」は「世伝」で、
代々にわたって伝えていくという意味です。
by治兵衛さん




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by noro2happy | 2016-09-06 19:57 | book | Comments(0)

「居眠り磐音江戸双紙17」
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◆「紅椿ノ谷」
前半は今津屋吉右衛門と佐紀の祝言を中心に。
つつがなく終了いたしましたが
途中、小悪党が今津屋への押し込みを企んだり
直心影流佐々木道場の改築資金が盗まれたりと
それなりの事件も。

が、この巻での盛り上がりはなんといっても後半。
つ、ついに。。。磐音さんとおこんが む・す・ば・れ・る024.gif

長年に渡り、今津屋の奥を仕切ってきたおこんですが
お佐紀が入ることによりそれも一段落。
なんとなく気が抜けたのか、放心する様子が多々見受けられるようになります。
いつもと違う様子のおこんを磐音さんは心配します。
友人の医師である中川淳庵さんや桂川さんも、
心の病が重症になる前に、湯治などしてはどうかと提案するのです。

初めのうちは嫌がるおこんですが
磐音さんの説得により上州・法師の湯に湯治に出かけることに。
磐音さんはおこんの用心棒として付き添うのですが
え、え~っ、早い話が婚前旅行です。
堅物の磐音さんとてそりゃあねぇ。。。
というか、この場合はおこんが積極的だったというか。
「磐音さま」
「おこん」
と、互いの呼び方も変わり、今後の展開を予想させます。

それにしても前作ではあんなにも切ない元・許嫁との別れがあったのに
今作では磐音さんちょっと有頂天(´Д`)ハァ…
まぁ、幸せになってくれればそれでいいのですけどね。


「居眠り磐音江戸双紙18」
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◆「捨雛ノ川」
こちはらお馴染みの登場人物の新たな門出が描かれています。

金兵衛さんが口を滑らせ、ついに長屋の住人も
磐音&おこんの間を知ることとなり、るんるんのお二人さん。
は佐々木道場師範の本多鐘四郎にも巡って来ました。
料理茶屋で若侍たちに絡まれていた
西の丸御納戸組頭・依田新左衛門の娘・お市を助けたことが縁で
依田家の婿養子に入ることが決まったのです。
朴念仁の本多様がニヤニヤしてるさまがなんとも可愛い。
ですが、そんな鐘四郎にも辛い幼少時代があったんですね。
住み込み師範の過去が語られます。

そして、佐々木道場の新道場もいよいよ完成の運びでこれまためでたい。
師範役がいなくなることで新たな人選に頭を悩ます佐々木玲圓。
すでにうってつけの人材を思い描いているのですが。。。
磐音さんの将来への伏線となっているのでしょうか。

もう一つの旅立ちは今津屋で1年の奉公を終えるおそめちゃん。
いよいよ縫箔職人として修行する決意をし、
名人江三郎親方のもとに弟子入りすることが決まりました。
同時に、おそめの妹のおはつちゃんが今津屋に奉公することも。

もちろん、つきもののチャンバラの見せ場はありますが
なんとなく皆の幸せな感じが伝わって、いつになくほっとする1冊でした。



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by noro2happy | 2016-09-03 11:13 | book | Comments(0)

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竜崎さんの次は再び磐音さん。
この二人はお好みキャラの今昔両横綱です。
共通項は多々あり。
でもやっぱり現代人の竜崎が一本先制してますけど。
そんなことはどうでもいい。


あ、あ~っ、切なか~っ007.gif
ついに白鶴太夫が身請けに。
今回は白鶴も首を縦に振ったとのことでいよいよ本決まりのよう。
お相手は山形の紅花商人・前田屋内蔵助。
絵師の北尾が描いた前田屋は、横顔が磐音に似ている。。。
やっぱり奈緒は磐音さんの面影を求めていたんですね。゚(゚´Д`゚)゚。シクシク

そしてお約束ながらこの落籍話を快く思わぬ何者かがいます。
『白鶴、生きて吉原を出さぬ』との落書きが。
事実、白鶴が可愛がっていた猫が居なくなり
次は禿のお小夜、若い衆まで殺されてしまいます。
白鶴にも危険が迫ってきます。

陰から見守ると決めた磐音さん
一命に替えても山形へと送り出してみせますと。
磐音さんなりのケジメであり、
完全に奈緒とのお別れとなりました。

犯人に関しては、ちょっと納得がいかない気がしなくもないけど
まぁ、そのへんは大目に見てと。
最後にほんの僅かですが、二人の時間があったことに救われたということにしよう。



この巻はもう一つ。
こちらのほうが先なんですけど、
今津屋主の後添えとなるお佐紀さんが、
前妻・お艶の三回忌法要のために小田原から江戸にやってきます。
一行を迎えに出た磐音さんに、お佐紀から頼まれごとが。
江戸に蓄電していた姉のお香奈から金の無心があったと。
どうやら大塚が面倒に巻き込まれたらしいのです。

磐音さんと地蔵の親分のおかげで一件落着したものの
お香奈は再びお佐紀の前から姿を消してしまうのです。

この姉妹の話はまだまだ今後出てきそうな感じですね。





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by noro2happy | 2016-08-29 20:53 | book | Comments(0)

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「居眠り磐音江戸双紙14&15」です。

このところ現代小説が続いていましたが
久しぶりに磐音さんに会って(←もはやそういうレベル)
なんだか安心して一気読みしてしまいました。

本シリーズのおかげで、中毒者にとって何より恐ろしい
活字切れになることがなくて嬉しい。
読むものなくなったらとにかく磐音さん!だから(^_^;)

といいながらも時々はマンネリ感に陥ったりもするのですが
今回の「夏燕ノ道」は十分に読み応えがありました。
全編を通して、徳川幕府の威信をかけた
日光社参の同行記となるので長編的な面白さがあり、
もちろん磐音さん大活躍で、ファンとしては大いに盛り上がったのでした。

にしても、磐音さん忙しすぎ(´Д`)ハァ…

勘定奉行の配下として同行するだけでなく、なんとなんと、
極秘で日光へ向かう、将軍お世継ぎの家基の警護まで引き受けてしまうのです。
他にも今津屋の後見として、留守中の守備まで気を配らなくてはならないし。

磐音が同行している間は、佐々木道場の強者達が力を貸してくれることになり、ひと安心。
問題は、老中田沼意次が、家基を密かに亡き者にしようと画策していること。

若き家基はとってもいい感じに描かれています。
爽やかで聡明。
まだ15歳だけど、精神的には今の世の20歳ぐらい?
若手アイドルが演じたら似合いそう←余談、話しそれてるし。
磐音さんがすっかりオジサンに見えます。
でもこの二人が心を通わせていくところがとってもイイです。

長屋住まいの鰻裂きの浪人身分としては
ホントありえない話なんだけどそこが時代小説と歴史小説の違い。
こうでなくちゃ面白かねぇやってね。

危機一髪!のところはありますが(全然心配してないけど)
何はともあれ無事に終わってめでたしめでたしです。

そしてその流れからの「驟雨ノ町」
将軍家治御側御用人の速水様はからいで
大活躍の磐音さんに代わって磐音パパの正睦にもご褒美。
パパとしては、改めて息子の破天荒な生き方に戸惑うのです。

一方、関前藩としては物産事業が軌道に乗り
労をねぎらって今津屋、若狭屋が下屋敷に招かれます。
同行した磐音さんに正睦から「藩内に巣食う虚け者」の始末を告げられます。
そうそう、あのとんでもない江戸屋敷老中のことです。
散々磐音さんにひどい仕打ちをしたけど
意外にあっさり片付いちゃったなぁという感じでした。

その他には例によって南町与力の笹塚に頼まれて盗賊の護送の手伝いとか
宮戸川に奉公中の幸吉が黙って店を出て行ってしまうことによるひと悶着とか。
まぁそのあたりはいつもどおりですが
今回はおこんさんとの仲が大進展しました。
老分さんは正睦様に町娘が嫁でもいいかとか聞いちゃうし
鈍感な金兵衛さんにもついにおこんの気持ちがわかっちゃうし。
しかもご両家顔合わせ的なことまでしちゃうし。

まぁ、お二人にとってはお幸せなことなんですが
白鶴太夫こと奈緒様がチョイ不憫。
生涯妻を娶らぬって言ってたはずの磐音さんだったのに。。。







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by noro2happy | 2016-08-17 21:13 | book | Comments(0)

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「居眠り磐音江戸双紙12&13」です。
毎度毎度の磐音さんなので今回は2冊まとめて。

★「探梅ノ家」
大小のアレヤコレヤは相変わらずですが
今作品のメインは今津屋主・吉右衛門のお見合い企て騒動。

磐音さんは老分・由蔵さんに乞われて
今は亡きお内儀のお艶さんの三回忌の供養で鎌倉・建長寺にふたり旅。
というのは表向きで
実は吉右衛門には内緒で後添えをとしての女性に会うため。

お艶の兄に連れられてやってきたのはお香奈と、
付き添いである妹のお佐紀の姉妹。
本人には内緒で、先に女性を見極めようとしたまではよかったのですが
磐音さん、その女性に何か違和感を感じます。

嫌な予感的中で、突如お香奈は失踪。
磐音さんはお佐紀とともにお香菜を探します。
実はお香奈には既に思い人がいたのです。

頭を抱える老分さんに磐音さんがナイスなアドバイス。
一日一緒に姉探しに奔走したお佐紀の性格を見抜き
お佐紀こそ今津屋の奥を取り仕切るにはぴったりな人だと。

ワタシはお佐紀も磐音さんに惚れてしまうのではないかと思ったのですが
そうはならないようですね。
なんたってモテすぎだから。。。

モテすぎといえば、桜子姫もいよいよ磐音への思いがかなわないと諦めたか
御典医・桂川国端とお付き合いすることに。
それはそれでちょっと傷つく磐音さん(笑)

今作品では特別に大きな展開はありませんでしたが
磐音とおこんとの行く末が感じられたり
それなりにサクサクと読めました。


★「残花ノ庭」

この巻はなんたって、磐音さんとおこんさんの急接近が読みどころ。
ま、そう行くんだろうなぁと予想はつくものの
磐音の気持ちがイマイチわからなかったので
おこんさんになりかわり、ヤキモキ。
しかも、関前から江戸に出てきた父にも会わせるなど
やればできる磐音さんで読んでいてもニヤニヤです。

その他にも、阿蘭陀商館長一行をめぐる活躍。
異国の人まで虜にしてしまう磐音さんの剣って。。。
さらに、幕府の威信をかけた日光社参ではの話も具体的なり
田沼意次との対決もやむなしといった状況。
その上、関前藩にあっては江戸家老と中居様が直接対決。

また、前作で磐音と老分さんが骨を折った
吉右衛門のお見合いもいよいよ本決まりとなりそうだし。
本人の意志とは関係なく
周りの大きなうねりの中にまっしぐらのご様子。

ここまで読んでも全然飽きることなく楽しめるし
ますます目が離せないシリーズです。









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by noro2happy | 2016-07-04 20:23 | book | Comments(0)

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暫く現代小説が続いていましたが
またまた帰ってまいりました、磐音さんのもとへ。
1ヶ月近くご無沙汰だったからもう、楽しみで、楽しみで。


前回の騒動で研ぎに出した「包平」を受け取りに行ったのが
またしても新しい騒動の始まりになるとは。
研師・鵜飼百助を旗本用人の狼藉から助けたことから
磐音さんが付け回されることになります。

さらにこの件に絡んで切れ者与力の笹塚孫一が背中をバッサリ切られ
瀕死の重傷を負ってしまうというのだから、もうビックリよ。
笹塚さん、なんとか助かって(;´Д`)
幸いにして供の者の迅速な処置と
磐音さんが蘭医・中川さんを連れて来て再手術を行い
一命をとりとめます。ε-(´∀`*)ホッ

「金貸し旗本」では
No.9(こちら★)で秩父から連れてきた娘達が働く「一酔楼」が
悪徳金貸しの旗本に乗っ取られそうになります。

そして「おこん恋恋」では
おこんと磐音さんの間が少し縮まったかのように。
前作登場の織田桜子姫が駕籠に乗り深川六間湯までお迎えに来ちゃったり
相変わらずモテモテなのですが
おこん的には面白く無い。
ましてや、磐音の本命は白鶴ってことも承知しているから。

その白鶴が久しぶりに登場するのが
最終章の「鐘ヶ淵の打掛け」
紅葉狩りにでかけた白鶴一行を狙う者たち。
ひっそりと白鶴を見守る磐音。

白鶴太夫は「誰とは知らぬが、危うき所を助けていただいたお礼に」と
打掛けを納めて欲しいと言付けるんですね。
白鶴太夫は知ってるんですよね。
今回も磐音さんが助けてくれたことを。
あー、この2人も切なすぎるわ。

ちゃんばらではスーパーヒーロー。
自分には厳しすぎるほどだけど
他のことでは結構天然。
特に恋ばなにはからっきし。
回を重ねてもぜんぜん飽きないわ、磐音さんは。
その上で、江戸時代の地元のことに強くなるってんだからウレシイぜ。
たまらんなぁ。




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by noro2happy | 2016-06-17 20:50 | book | Comments(2)