タグ:佐伯泰英 ( 17 ) タグの人気記事

c0096685_21365076.jpg


ついにこのシリーズも20巻まで来ましたよ。
とはいえ、まだ全巻の半分もいってないんですけどね。
長々と楽しめてホント嬉しいわ。

今回は新しい門出の巻ということで
晴れがましくて、これまでの中でもかなり好きです。
(もちろん全部好きなんですけど)

先ずは、磐音さんついに「宮戸川」の仕事をやめました。
本当はもう暫く続けるつもりだったんですが
話を聞いた鉄五郎親方が、佐々木玲圓先生や速水様との一件を承知の上で
鰻割きをさせたとあっちゃぁ、鉄五郎の沽券に関わるってね。
江戸っ子だねぇ、親方。

その足で、金兵衛長屋も引き上げることに。
これにて足掛け6年に渡る深川暮らしに幕引きってことで
深川女のnorimakiとしちゃぁ、ちっとばかり寂しいわけでもあります。

そしておこんさんも10年奉公した今津屋さんを退きました。
磐音さんはおこんを連れて豊後関前に行くことに。
佐々木家に養子に行く前に動揺する母・照埜に会うように父からの手紙。
関前藩の御用船での船旅が決まります。
旅立ちを数日後に控えて、さぁ、大忙しの磐音さん。

ところが、その前にまたしても磐音さんに刺客が襲いかかります。
そのとばっちりを受けて同心・木下さんまで蟄居の憂き目。
刺客を操るさるお方は、どうやら木下さんまで亡き者にしたかったような。

そんなこんなの出発でしたが大勢の人に見送られて
あたかも新婚旅行に旅立つかのようなふたり。。。
と簡単にはいかず、瀬戸内では海賊に狙われるし
最後の最後でまたもや忍び込んでいた刺客におこんさんを人質に取られ・・・
磐音さん大ピンチ。

って言ってる割には心配してないんだけどね。(^_^;)
すんでのところで水夫がおこんさん共々海に逃れ、
そのすきに磐音さんが刺客を倒す。

「磐音様」
ずぶ濡れのおこんが船縁から顔を覗かせた
「おこん、怪我はないか」
おこんが首を横に振った。
すると、海水の玉が弾けて飛び、朝の微光に煌めいた。

ちゃんちゃんって終わりでした。016.gif



☆:;;::;;:*:;;::;;:*:;;::;;:*:;;::;;:*:;;::;;:☆
★Instagram★
↓click
◆飲食・風景・日常◆
❤BIGBANG❤
☆:;;::;;:*:;;::;;:*:;;::;;:*:;;::;;:*:;;::;;:☆





[PR]
by noro2happy | 2016-09-23 22:05 | book | Comments(0)

c0096685_19395382.jpg


今回は、磐音さんにとってもおこんさんにとっても
今後の新たなる道への序章とも言える巻でした。

佐々木玲圓道場の改築が順調に運ぶ中
ついに玲圓先生は磐音さんに道場を継がぬかと打診するんですねぇ。

「豊後関前藩六万石の国家老の嫡男として、坂崎家を次ぐ意志はあるか?」
「否」
「ならばこのまま市井の長屋ぐらしを続けるか。
おこんさんとの所帯を九尺二間で過ごす気か」
迷う磐音さんに対して、玲圓先生の鋭い舌鋒がかっこいい。

とにかく、おこんさんとよく相談するように言われて
その場を辞去した磐音さん。
今夜でも話してみようか。。。
そんなことをあれこれ考えつつ歩いていた矢先のこと。
なんと、いきなり襲ってきた刺客に一瞬の対応の遅れ。
不覚にも傷をおってしまうのです
どひぇぇぇ~~~😱😱😱
山場です!
なんとか今津屋にたどり着いた磐音はそこで気を失います。
お~ろろんろん007.gif007.gif007.gif

しかしその後は中川先生の適切な処置、
おこんさんの献身的な看病でどうにか回復。
今津屋には連日見舞いの人々が押し寄せ、
改めて磐音さんの交友関係、友情に目を見張るばかりです。

後半はもっぱら佐々木道場改築を祝うこけら落としがメインとなります。
江戸市中の名だたる剣客らを集めての大試合は東西に分かれて40名。
怪我のために出場を見合わせていた磐音さんですが
土壇場で状況が変わり、41人目の剣客として出場。
で、結果は?
はいはい、言うまでも無くですね。
もー、かっこいいんだから、磐音さん016.gif

そして、今津屋ではお内儀のお佐紀の妊娠がわかりめでたいことで。
一方、道場後継の件も、おこんの了解を得てこれまためでたし。
なのですが、最後の最後にいつぞやの刺客が再び磐音の前に。
が、一瞬早く磐音さんの胴切りが刺客の体を襲う。

「そなたをじゃまに思うお方が城中におられる」
この言葉を残し、刺客は大川の激流へと落下していきます。

うーん、まだまだ緊張感は拭えませんねぇ。
だから面白いんだけど。




[PR]
by noro2happy | 2016-09-20 20:33 | book | Comments(0)

「居眠り磐音江戸双紙17」
c0096685_10544234.jpg



◆「紅椿ノ谷」
前半は今津屋吉右衛門と佐紀の祝言を中心に。
つつがなく終了いたしましたが
途中、小悪党が今津屋への押し込みを企んだり
直心影流佐々木道場の改築資金が盗まれたりと
それなりの事件も。

が、この巻での盛り上がりはなんといっても後半。
つ、ついに。。。磐音さんとおこんが む・す・ば・れ・る024.gif

長年に渡り、今津屋の奥を仕切ってきたおこんですが
お佐紀が入ることによりそれも一段落。
なんとなく気が抜けたのか、放心する様子が多々見受けられるようになります。
いつもと違う様子のおこんを磐音さんは心配します。
友人の医師である中川淳庵さんや桂川さんも、
心の病が重症になる前に、湯治などしてはどうかと提案するのです。

初めのうちは嫌がるおこんですが
磐音さんの説得により上州・法師の湯に湯治に出かけることに。
磐音さんはおこんの用心棒として付き添うのですが
え、え~っ、早い話が婚前旅行です。
堅物の磐音さんとてそりゃあねぇ。。。
というか、この場合はおこんが積極的だったというか。
「磐音さま」
「おこん」
と、互いの呼び方も変わり、今後の展開を予想させます。

それにしても前作ではあんなにも切ない元・許嫁との別れがあったのに
今作では磐音さんちょっと有頂天(´Д`)ハァ…
まぁ、幸せになってくれればそれでいいのですけどね。


「居眠り磐音江戸双紙18」
c0096685_10550787.jpg



◆「捨雛ノ川」
こちはらお馴染みの登場人物の新たな門出が描かれています。

金兵衛さんが口を滑らせ、ついに長屋の住人も
磐音&おこんの間を知ることとなり、るんるんのお二人さん。
は佐々木道場師範の本多鐘四郎にも巡って来ました。
料理茶屋で若侍たちに絡まれていた
西の丸御納戸組頭・依田新左衛門の娘・お市を助けたことが縁で
依田家の婿養子に入ることが決まったのです。
朴念仁の本多様がニヤニヤしてるさまがなんとも可愛い。
ですが、そんな鐘四郎にも辛い幼少時代があったんですね。
住み込み師範の過去が語られます。

そして、佐々木道場の新道場もいよいよ完成の運びでこれまためでたい。
師範役がいなくなることで新たな人選に頭を悩ます佐々木玲圓。
すでにうってつけの人材を思い描いているのですが。。。
磐音さんの将来への伏線となっているのでしょうか。

もう一つの旅立ちは今津屋で1年の奉公を終えるおそめちゃん。
いよいよ縫箔職人として修行する決意をし、
名人江三郎親方のもとに弟子入りすることが決まりました。
同時に、おそめの妹のおはつちゃんが今津屋に奉公することも。

もちろん、つきもののチャンバラの見せ場はありますが
なんとなく皆の幸せな感じが伝わって、いつになくほっとする1冊でした。



[PR]
by noro2happy | 2016-09-03 11:13 | book | Comments(0)

c0096685_23402375.jpg





竜崎さんの次は再び磐音さん。
この二人はお好みキャラの今昔両横綱です。
共通項は多々あり。
でもやっぱり現代人の竜崎が一本先制してますけど。
そんなことはどうでもいい。


あ、あ~っ、切なか~っ007.gif
ついに白鶴太夫が身請けに。
今回は白鶴も首を縦に振ったとのことでいよいよ本決まりのよう。
お相手は山形の紅花商人・前田屋内蔵助。
絵師の北尾が描いた前田屋は、横顔が磐音に似ている。。。
やっぱり奈緒は磐音さんの面影を求めていたんですね。゚(゚´Д`゚)゚。シクシク

そしてお約束ながらこの落籍話を快く思わぬ何者かがいます。
『白鶴、生きて吉原を出さぬ』との落書きが。
事実、白鶴が可愛がっていた猫が居なくなり
次は禿のお小夜、若い衆まで殺されてしまいます。
白鶴にも危険が迫ってきます。

陰から見守ると決めた磐音さん
一命に替えても山形へと送り出してみせますと。
磐音さんなりのケジメであり、
完全に奈緒とのお別れとなりました。

犯人に関しては、ちょっと納得がいかない気がしなくもないけど
まぁ、そのへんは大目に見てと。
最後にほんの僅かですが、二人の時間があったことに救われたということにしよう。



この巻はもう一つ。
こちらのほうが先なんですけど、
今津屋主の後添えとなるお佐紀さんが、
前妻・お艶の三回忌法要のために小田原から江戸にやってきます。
一行を迎えに出た磐音さんに、お佐紀から頼まれごとが。
江戸に蓄電していた姉のお香奈から金の無心があったと。
どうやら大塚が面倒に巻き込まれたらしいのです。

磐音さんと地蔵の親分のおかげで一件落着したものの
お香奈は再びお佐紀の前から姿を消してしまうのです。

この姉妹の話はまだまだ今後出てきそうな感じですね。





[PR]
by noro2happy | 2016-08-29 20:53 | book | Comments(0)

c0096685_20434307.jpg




「居眠り磐音江戸双紙14&15」です。

このところ現代小説が続いていましたが
久しぶりに磐音さんに会って(←もはやそういうレベル)
なんだか安心して一気読みしてしまいました。

本シリーズのおかげで、中毒者にとって何より恐ろしい
活字切れになることがなくて嬉しい。
読むものなくなったらとにかく磐音さん!だから(^_^;)

といいながらも時々はマンネリ感に陥ったりもするのですが
今回の「夏燕ノ道」は十分に読み応えがありました。
全編を通して、徳川幕府の威信をかけた
日光社参の同行記となるので長編的な面白さがあり、
もちろん磐音さん大活躍で、ファンとしては大いに盛り上がったのでした。

にしても、磐音さん忙しすぎ(´Д`)ハァ…

勘定奉行の配下として同行するだけでなく、なんとなんと、
極秘で日光へ向かう、将軍お世継ぎの家基の警護まで引き受けてしまうのです。
他にも今津屋の後見として、留守中の守備まで気を配らなくてはならないし。

磐音が同行している間は、佐々木道場の強者達が力を貸してくれることになり、ひと安心。
問題は、老中田沼意次が、家基を密かに亡き者にしようと画策していること。

若き家基はとってもいい感じに描かれています。
爽やかで聡明。
まだ15歳だけど、精神的には今の世の20歳ぐらい?
若手アイドルが演じたら似合いそう←余談、話しそれてるし。
磐音さんがすっかりオジサンに見えます。
でもこの二人が心を通わせていくところがとってもイイです。

長屋住まいの鰻裂きの浪人身分としては
ホントありえない話なんだけどそこが時代小説と歴史小説の違い。
こうでなくちゃ面白かねぇやってね。

危機一髪!のところはありますが(全然心配してないけど)
何はともあれ無事に終わってめでたしめでたしです。

そしてその流れからの「驟雨ノ町」
将軍家治御側御用人の速水様はからいで
大活躍の磐音さんに代わって磐音パパの正睦にもご褒美。
パパとしては、改めて息子の破天荒な生き方に戸惑うのです。

一方、関前藩としては物産事業が軌道に乗り
労をねぎらって今津屋、若狭屋が下屋敷に招かれます。
同行した磐音さんに正睦から「藩内に巣食う虚け者」の始末を告げられます。
そうそう、あのとんでもない江戸屋敷老中のことです。
散々磐音さんにひどい仕打ちをしたけど
意外にあっさり片付いちゃったなぁという感じでした。

その他には例によって南町与力の笹塚に頼まれて盗賊の護送の手伝いとか
宮戸川に奉公中の幸吉が黙って店を出て行ってしまうことによるひと悶着とか。
まぁそのあたりはいつもどおりですが
今回はおこんさんとの仲が大進展しました。
老分さんは正睦様に町娘が嫁でもいいかとか聞いちゃうし
鈍感な金兵衛さんにもついにおこんの気持ちがわかっちゃうし。
しかもご両家顔合わせ的なことまでしちゃうし。

まぁ、お二人にとってはお幸せなことなんですが
白鶴太夫こと奈緒様がチョイ不憫。
生涯妻を娶らぬって言ってたはずの磐音さんだったのに。。。







[PR]
by noro2happy | 2016-08-17 21:13 | book | Comments(0)

c0096685_19270942.jpg



「居眠り磐音江戸双紙12&13」です。
毎度毎度の磐音さんなので今回は2冊まとめて。

★「探梅ノ家」
大小のアレヤコレヤは相変わらずですが
今作品のメインは今津屋主・吉右衛門のお見合い企て騒動。

磐音さんは老分・由蔵さんに乞われて
今は亡きお内儀のお艶さんの三回忌の供養で鎌倉・建長寺にふたり旅。
というのは表向きで
実は吉右衛門には内緒で後添えをとしての女性に会うため。

お艶の兄に連れられてやってきたのはお香奈と、
付き添いである妹のお佐紀の姉妹。
本人には内緒で、先に女性を見極めようとしたまではよかったのですが
磐音さん、その女性に何か違和感を感じます。

嫌な予感的中で、突如お香奈は失踪。
磐音さんはお佐紀とともにお香菜を探します。
実はお香奈には既に思い人がいたのです。

頭を抱える老分さんに磐音さんがナイスなアドバイス。
一日一緒に姉探しに奔走したお佐紀の性格を見抜き
お佐紀こそ今津屋の奥を取り仕切るにはぴったりな人だと。

ワタシはお佐紀も磐音さんに惚れてしまうのではないかと思ったのですが
そうはならないようですね。
なんたってモテすぎだから。。。

モテすぎといえば、桜子姫もいよいよ磐音への思いがかなわないと諦めたか
御典医・桂川国端とお付き合いすることに。
それはそれでちょっと傷つく磐音さん(笑)

今作品では特別に大きな展開はありませんでしたが
磐音とおこんとの行く末が感じられたり
それなりにサクサクと読めました。


★「残花ノ庭」

この巻はなんたって、磐音さんとおこんさんの急接近が読みどころ。
ま、そう行くんだろうなぁと予想はつくものの
磐音の気持ちがイマイチわからなかったので
おこんさんになりかわり、ヤキモキ。
しかも、関前から江戸に出てきた父にも会わせるなど
やればできる磐音さんで読んでいてもニヤニヤです。

その他にも、阿蘭陀商館長一行をめぐる活躍。
異国の人まで虜にしてしまう磐音さんの剣って。。。
さらに、幕府の威信をかけた日光社参ではの話も具体的なり
田沼意次との対決もやむなしといった状況。
その上、関前藩にあっては江戸家老と中居様が直接対決。

また、前作で磐音と老分さんが骨を折った
吉右衛門のお見合いもいよいよ本決まりとなりそうだし。
本人の意志とは関係なく
周りの大きなうねりの中にまっしぐらのご様子。

ここまで読んでも全然飽きることなく楽しめるし
ますます目が離せないシリーズです。









[PR]
by noro2happy | 2016-07-04 20:23 | book | Comments(0)

c0096685_20425613.jpg



暫く現代小説が続いていましたが
またまた帰ってまいりました、磐音さんのもとへ。
1ヶ月近くご無沙汰だったからもう、楽しみで、楽しみで。


前回の騒動で研ぎに出した「包平」を受け取りに行ったのが
またしても新しい騒動の始まりになるとは。
研師・鵜飼百助を旗本用人の狼藉から助けたことから
磐音さんが付け回されることになります。

さらにこの件に絡んで切れ者与力の笹塚孫一が背中をバッサリ切られ
瀕死の重傷を負ってしまうというのだから、もうビックリよ。
笹塚さん、なんとか助かって(;´Д`)
幸いにして供の者の迅速な処置と
磐音さんが蘭医・中川さんを連れて来て再手術を行い
一命をとりとめます。ε-(´∀`*)ホッ

「金貸し旗本」では
No.9(こちら★)で秩父から連れてきた娘達が働く「一酔楼」が
悪徳金貸しの旗本に乗っ取られそうになります。

そして「おこん恋恋」では
おこんと磐音さんの間が少し縮まったかのように。
前作登場の織田桜子姫が駕籠に乗り深川六間湯までお迎えに来ちゃったり
相変わらずモテモテなのですが
おこん的には面白く無い。
ましてや、磐音の本命は白鶴ってことも承知しているから。

その白鶴が久しぶりに登場するのが
最終章の「鐘ヶ淵の打掛け」
紅葉狩りにでかけた白鶴一行を狙う者たち。
ひっそりと白鶴を見守る磐音。

白鶴太夫は「誰とは知らぬが、危うき所を助けていただいたお礼に」と
打掛けを納めて欲しいと言付けるんですね。
白鶴太夫は知ってるんですよね。
今回も磐音さんが助けてくれたことを。
あー、この2人も切なすぎるわ。

ちゃんばらではスーパーヒーロー。
自分には厳しすぎるほどだけど
他のことでは結構天然。
特に恋ばなにはからっきし。
回を重ねてもぜんぜん飽きないわ、磐音さんは。
その上で、江戸時代の地元のことに強くなるってんだからウレシイぜ。
たまらんなぁ。




[PR]
by noro2happy | 2016-06-17 20:50 | book | Comments(2)

c0096685_21210901.jpg



おおーっ、ついに!
磐音さんシリーズも10冊まで来ました。
約5分の1を読み終えたということで
嬉しいような、寂しいような。
なんて言いながら、まだ道は長いぞ、楽しめるぞ 017.gif


今回はなかなか読み応えがありました。
まずは、チャラい若侍に騙されちゃった娘芸人を助ける磐音さん。
ここはま、毎度おなじみのって筋書きなんですが
なんと助けるはずの娘芸人、恋に目がくらんで
チャラ侍を助けるために
立ち回り中の磐音さんに思いっきり火鉢の灰をぶちまけてしまう。
勢い余った磐音さん、大事な備前包平で鉄瓶を叩いてしまった。

結果としては拐かしの罪でチャラ侍は捕まるのですが
大事な刀はなんと刃こぼれ。
無様な勝負であったと反省しきりの磐音さんでした。
たまにはこんなこともあるんですね。
ちょっと安心したっていうか、なかなか可愛かったです。

包平は研ぎ師のところへ出したものの
名人・職人気質な故に、いつ出来上がるのかもわからない。
そんな時、今津屋さんの主、吉右衛門のお供で熱海まで行くことに。
お腰の辺りが落ち着かなくては用心棒にもならない。
今津屋から金子を工面するために大名が用意したと思われる備前長船長義を譲り受けます。

すると早速ですが、それを待ってたかのように騒動がやって来ました。
元はといえばお節介からでしたが、不本意ながら鳥取藩のお家騒動に首を突っ込んでしまった様子。
しかも、磐音さんが助けたお武家さんはなんと、織田桜子というお姫様でした。

おこんさんは、磐音さんに女難の相が見えるといいます。

そんな中で、メインのお話は江戸城石垣補修のをめぐる汚職。
長雨で江戸城の石垣が壊れ、その修復を美作津山藩が依頼されたのですが、何かと金のかかる作業。
今津屋がその一部を用立てることとなり。
主の吉右衛門自らが熱海の石切り場まで様子を見に行くこととなります。
お供は磐音さんをはじめとする品川、竹村のトリオです。

しかし、実際に足を運んでみれば、
地元のヤクザと手を組んだ幕府の役人が利権を独り占めしようとしています。
磐音さんは、伊豆の石切り場の人たちとともに
悪辣な奉行一味をやっつけます。

毎度のことながら水戸黄門のようにスッキリ片がついて
読んでいても気持ちが良いです。

あとは、鳥取藩の桜子姫が今後どんな役割を果たすのか。
それが気になるところですね。
何しろ磐音さんモテすぎだから。
今回は登場がなくてちょっと残念な意中の人白鶴
それにおこんさんでしょ、
加えて桜子姫も仲間入りするのかな???
(・∀・)ニヤニヤ





[PR]
by noro2happy | 2016-05-20 22:24 | book | Comments(0)

c0096685_21394718.jpg


まずは、宮戸川に奉公に上がった幸吉の災難から。
釣銭詐欺にあってしまいます。
よしゃいいのに、またまた自分で犯人探しをしようとして
逆に捕まってしまう。
なんか、この間と同じ展開。

まぁ、今回は磐音さんにぱちんと一発殴られ、
火を吐くような叱声に目が覚めたようですが。


続く第二章では、関前藩の名産を積んだ船「正徳丸」が
いよいよ江戸湊に着くことになりました。
国家老である磐音の父と、中居半蔵の努力の賜物。
ところが思いもかけない春の嵐。
遭難の心配をする磐音ですが、予定より遅れたものの
正徳丸は無傷で江戸に入りました。

嵐による物資不足が功を奏して
関前藩の物産は思ったより高く売れ、初回の取引は大成功に終わります。
財政建て直しにさらに前進したと思える中、不穏な動きも。
中居半蔵が暗殺者に狙われます。

時を同じくして、吉原では松の位の太夫選びが行われます。
ミスコン@吉原のようなものでしょうね。
実質、高雄と白鶴との一騎打ちとなったのですが
僅差で白鶴は準ミス・吉原となります。
一年にも満たないうちの快挙とあって、男衆の目は釘付けです。

磐音さんからはどんどん遠くなるところが切ない。
好きな人のことを瓦版や絵師から聞かされるって辛いなぁ。


第三章は、権蔵一家の代貸五郎蔵の借金取り立ての用心棒として青梅へ向かいます。
実はそれだけではなく、女衒の付き添いまでされるはめに。
大丈夫なのか?磐音さん。
でもね、磐音さんが一目置く人は誰もが憎めない人ばかり。
結局、江戸に売られた娘達も幸せとはいえないけどそれなりに・・・
権蔵親分も結構いい人です(^_^)v

そして四章、五章では
白鶴を誰が落とすかという賭けが始まったり
妹の伊代のダンナ、つまり義弟がなかなかいい人だったり
半蔵を狙う者たちの動きを探ってた仁助が切られたりと、
展開も早くドキドキワクワクです。

そんなわけで、前二巻が若干、ほんの少しだけど
中だるみ感があったので本領発揮で面白かった。

それにしても、磐音さんモテすぎやろー!
男子からも女子からも。

ワタシは半蔵様のキャラも好きだけどね。
差しつ差されつお酒が飲みたいわぁ

このシリーズはほんと癖になる。
やめられない止まらない~ 016.gif016.gif016.gif



おまけ:
普段は妓楼内にいる花魁が、中ノ町まで出向いて客を迎える花魁道中。
今回は新しく選ばれた三花魁が中ノ町筋を大門前までお披露目します。
黒の仕掛けに緋色の小袖、長襦袢の高雄。
対して何もかもが純白の白鶴。
貫禄の高雄vs清純派の白鶴。
二人の掛け合いも粋でカッコイイ!!!

ついこの間『浮かれ心中』で花魁道中見たばかりだから嬉しくって、嬉しくって。
外八文字の歩き方も目に浮かぶわ~♥



[PR]
by noro2happy | 2016-04-13 21:52 | book | Comments(0)

c0096685_21051869.jpg



朔風(さくふう)ってなんだろうと思ったら
北風のことだそうです。
そっか、知らなかった。
勉強になりました。

安永3年(1774年)の年の暮れから始まります。

と、ここで全く関係ないのですが
1774と入力して変換キーを押すと、
なんと安永3年というのが候補に出てくる!
スゴッ\(◎o◎)/!
Google日本語入力賢い024.gif

今回の磐音さんも、特別な変化は見られませんでした。
今津屋さんが絡まないので
少し物足りない感じもします。

磐音が関前に戻る時に知り合って以来
良き友となってほぼ毎巻登場している蘭医の中川淳庵先生。
執拗にカルト教団に狙われてましたが
ようやく今回で決着が付きました。

関前藩絡みでは、財政建て直しも地味ながら進んでいきます。
豊後の名産が江戸で如何程のものになるのかが今後の鍵です。
そして、お家を二分した騒動の折り、
磐音に協力して宍戸派の藩乗っ取りを未然に防いだ
別府伝之丈と結城秦之助の二人のキャラがより丁寧に書き込まれています。
磐音を慕っている様子が微笑ましいですし、
彼らを伴って佐々木道場へ行ったり
今津屋さんに紹介したりと
一生懸命後輩を育てようとする磐音さんの姿もステキです。
若武士の今後の活躍を期待しちゃいますね。

が、それにひきかえ、磐音さんを物乞い呼ばわりする
新しく赴任した江戸家老・福坂利高の存在が気になります。
緊縮財政の折り、一人浮かれて現実が見えていないし。
この先厄介な人物となることは間違いないですね。

あとは、関前にいる妹の伊代の婚礼が決まったこととか
幸吉くんの未来がちょっと見えてきたことが
明るい話題となりますか。


この作品を読んでいると
様々なところで江戸トリビアが散りばめられているのが
楽しみの一つでもあるのですが
今回の「へぇ~」は伊豆のわさび。
この時代あたりから、伊豆名産となってくるんですね。
読んでるだけで、ツーンとする本わさびを食べたくなります。
美味しいわさびってそれだけで酒のツマミになるんですよね(*^_^*)

もう一つは三越の前身駿河町の呉服商「越後屋」についての件。
伊代の婚礼祝いを探しに、おこんが磐音を連れて行くのが「越後屋」
それまでの呉服商は小僧や手代に荷を担がせて
各屋敷を回る訪問販売。
支払いは当然掛け値でした。
「呉服は高いもの、有る時払いの催促なし」が基本だったのが
「安値現金掛け値なし」の商法に変えて成功したのだそうです。


おまけ:
越後屋の店先@江戸同郷博物館

c0096685_21055403.jpg


[PR]
by noro2happy | 2016-03-28 21:17 | book | Comments(0)