📖「ちゃんちゃら」朝井まかて(#1655)

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朝からひどい雨降りで
これじゃ、どこも出かける気になれない。
こんな時は読書に限る。

絶賛マイブーム中のまかてさんの三作品目。
「すかたん」ときて「ちゃんちゃら」って(*‘ω‘ *)
(発行はちゃんちゃらのほうが早いんですけど)
またしてもあのノリと人情モノかしらって、勝手に想像してたらチト違いました。
ミステリー要素も濃くて、これまた一気読みでした。


江戸・千駄木町の庭師一家「植辰」で修行中の元浮浪児「ちゃら」。
酒好きだが腕も気風もいい親方の辰蔵に仕込まれて、
山猫のようだったちゃらも、
一人前の職人に育ちつつあった。
しかし、一心に庭作に励んでいた一家に、
とんでもない厄介事が降りかかる。
青空の下、緑の風に吹かれるような、爽快時代小説!
(文庫本表紙裏より)

さて、その厄介ごととは。。。

京都からやってきた「嵯峨流」文人の白楊。
人の前世を読んでは、庭を仕立て替えさせる妖しい占いで、
豪商や身分の高い人を虜にしているばかりか、
ちゃらに近づき、自分の元へ来ないかと。
楯突けば、大事なものが次々と奪われてゆくだろうと告げるのです。

その言葉通り、ちゃらたちが丹精込めて作り上げた庭木が
葉を落とし、立ち枯れてしまうというクレームが続発。
どうやら、樹皮が吸い上げた水を枝葉に送る道を、
刀で故意に傷つける「木殺し」を行った者がいるよう。

執拗なまでに植辰を狙う白楊が超不気味。
このままではあいつが言うままになってしまう。
ちゃらはどうでるか!

しかし、そんな不穏な空気の中にも
辰蔵の娘お百合、薬問屋のお嬢さまのお留都、ちゃらとの
ほろ苦い三角関係。
水読みの才を持つ福助、石組の得意な玄林、
慈悲に溢れた月光寺の妙青尼。
各々のキャラクターが光ってます。

もう、最後の最後はどうしようかと思ったけど
「季節の中で風がいちばんうまいのは、夏の初めだ」
にはじまり、これで終わる。
よかった~、いいエンディングでした 016.gif

***

庭のこと全然わからないけど
水が向かう先や、石ひとつにも深い意味があるんだなぁって感動しました。
読後は庭園巡りしたくなります。
きっと見方が変わるな。




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by noro2happy | 2016-09-22 14:45 | book | Comments(0)